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平成22年10月7日、梅原賞授与式が開催されました。受賞対象者は早稲田大学先進理工学部生命科学科、南沢享教授です。受賞研究課題は「動脈管内膜肥厚を制御する分子機構の解明」です。梅原基金の推進研究助成を受け、新たな動脈管内膜肥厚促進因子が発見されました。この優れた業績が評価され、南沢享先生は本学医学部循環制御医学講座より早稲田大学教授になられました。
 梅原清氏ご夫妻のご臨席のもと授賞式が行われました。また本多常高大学理事長、布施勉学長、関寛大学事務局長が参加されました。梅原賞選考委員会委員長、大野茂教授(分子生物学)より選考の経過と主旨が説明されました。受賞式典で梅原清氏にご挨拶をいただきましたが、その内容を紹介します。
 私は「ゲゲゲの女房」にも出てきます妖怪の存在を信じています。私は坂本龍馬を育てた幕末の英雄、勝海舟の居住していた同じ場所に住んでおりました。海舟には自らの意思を継ぐ子孫はいませんでした。そこで海舟は妖怪となり自らの志を果たさせようと私に乗り移ったと信じています。事実、私はかって航海術の教鞭を取り、現在は海事関係の仕事をしています。また、私の人生において巡り合う難事は必ず好転して来ました。とにかく運が良いと云えます。ある時、義兄の小宮広毅氏から医学研究の資金が不足していることを知らされ、寄附する決意をしました。次代を背負う人材を育成せよとの海舟の命です。ですから、皆さんには海舟の後押しがあることをこの機会に申し上げておきます。