平成22年度各種研究助成選考結果

本財団の平成22年度各種研究助成の選考委員会は7月から8月にかけて開催されました。
応募総件数は107件、うち助成採用件数は54件、各種研究助成総額は2,370万円です。

Ⅰ 萌芽的研究助成
委員長、五嶋良郎(薬理学教授、副学長、財団理事)。7月16日、選考委員会が開催されました。
応募数29件、採用件数10件、助成総額300万円、1件30万円です。選考に当たり評価点総括表の順位を基本としましたが、順位にかかわらず研究の萌芽性も重視されました。

Ⅱ 奨励研究助成
委員長、佃守(耳鼻咽喉科、頭頚部外科学教授、財団理事)。7月20日選考委員会が開催されました。
応募数26件、採用件数13件、助成総額450万円、1件50万円が3件、1件30万円が10件です。
選考に当たり、評価点合計点の順位に従う、および評価合計点の高低によって助成額の差を設けることが合意されました。
また、この度フィールド研究の申請がありましたが、奨励研究助成には馴染まないと判断されました。

Ⅲ 推進研究助成
委員長、大野茂男(分子生物学教授)。8月5日、選考委員会が開催されました。
応募総数28件、採用総数14件、助成総額、1,200万円です。
平成22年度新規助成、応募数13件、採用7件、助成総額700万円、1件100万円です。
平成21年度開始助成、応募数7件、採用3件、助成総額300万円、1件100万円です。
平成20年度開始助成(最終年)、応募数8件、採用4件、助成総額200万円、1件50万円です。
推進研究助成は初年度の助成窓口を広げて助成件数を多くし、次年度以降の助成成果の評価に基づき継続助成の件数を絞り、より優れた研究を厳選する基本方針が再確認されました。

Ⅳ 梅原賞
平成19年度開始助成の最終報告書提出者4名を対象にして審議されました。
その結果、南沢亨、早稲田大学先進理工学部生命医科学科教授が選考されました。
受賞研究課題は「動脈管内膜肥厚を制御する分子機構の解明」です。
本研究は、血管内膜肥厚形成の分子機構を解明し、未熟児の動脈管開存症の治療法の開発を目的とし、各種成長因子など新たな動脈管内膜肥厚促進因子を発見しました。その結果、未熟児の先天性心疾患の新規治療法の道を開き、かつ基礎血管生物学の発展に多大な貢献をしました。
南沢亨教授は推進研究助成期間三年間に英文論七編を発表し、さらに、海外を含む10回以上の招待講演を行っています。その研究成果は内外で高く評価され、また、本研究を契機に早稲田大学先進工学部教授に招聘されています。
この度、推進研究助成選考委員会において、梅原基金からの研究助成によって国際的成果が得られ、かつ医学研究の発展を担う人材の育成が成就されたものとして梅原賞の授与に値すると判定されました。

Ⅴ 医療技術研究助成
委員長代理、穂坂正彦(横浜市立大学名誉教授、理事長)。8月4日、選考委員会が開催されました。
応募件数10件、採用7件、助成総額120万円、1件20万円が3件、1件15万円が4件です。
原則として、選考委員会評価点の合計点の高得点順に選考されました。助成の所要額は120万円で予算額の100万円を超えますが、昨年度の助成額の減少を勘案して予算超過が認められました。

Ⅵ 医学・医療関連事業助成
委員長、井出研(倶進会長、財団副理事長)。7月23日、選考委員会が開催されました。
応募件数10件、採用6件、助成総額300万円、1件当り、70万円から20万円です。
基本的には評価総括表の高得点順に選考しました。審議の結果、内容の適正に従い助成額が決定されました。

Ⅶ 財団ホームページを開設
財団ホームページが10月1日に開設されました。
ホームページの開設は、財団の懸案事項として検討されてきましたが、新法人移行を間近にして、情報公開の重要な手段として開設することにしたものです。
開設するホームページには、沿革・寄附行為・役員・評議員などの基本情報、予算・事業計画・財務諸表などの財団活動内容のほか、助成申請受付けのお知らせや助成申請書用紙のダウンロードのページ等も設けてあります。
ホームページアドレスは次のとおりです。
ysogoigaku .com
皆様方のアクセスをお待ちしています。