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新年明けまして おめでとうございます

 昨年は財団設立25周年を迎えました。折しも広報誌「わかば」の創刊号を発刊し、今までの研究・教育助成の効果等を分かりやすくお知らせして財団の意義を広く知っていただくことができたものと思います。
 本年も、医学・医療研究の助成や医学教育支援など財団設立に寄せられた倶進会会員皆様方のご意志に沿って事業の推進に取組んで参ります。
 倶進会会員皆様のご支援、ご協力を心からお願い申し上げます。



広報誌「わかば」の発行

 昨年10月発刊の「わかば」は、助成を受けられた方々のその後の活躍状況、助成効果の考察の観点から、発刊の企画をいたしました。倶進会会員並びに財団賛助会会員の皆様へのご報告でもあります。タイトルは、当財団の特色である若手研究者の育成及び助成受理者の益々の発展を願い「わかば」と命名しました。タイトルにふさわしいさわやかな印象の広報誌ができたものと思います。
 「わかば」は、倶進会会員及び賛助会会員の皆様、財団及び市大の関係者の方々、財団へのご寄附者、県内公立病院などへ約5500部を配布いたしました。「わかば」の発行は年1回とします。会員の皆様にはご愛読の上、ご活用していただければと存じます。

第7回梅原賞について(前号の補足)

 前号では授与式を中心にご報告いたしましたが、今回は選考理由、第1回からの受賞者(別表)などを掲載いたします。 梅原賞受賞者一覧
 受賞者は、横浜市立大学大学院医学研究科 循環器・腎臓・高血圧内科学石上友章准教授、研究課題は「動脈硬化症における炎症の永続性をもたらす自己抗体を介する自己免疫基盤の解明と診療への応用」です。
 授与式では梅原賞を含む推進研究助成のご寄付を賜りました梅原清御夫妻は欠席でしたが、事前に梅原清様から伺いました「誠に残念ながら高齢のため出席できません。滞りなく授与式が行われますよう館山の地から願っております。受賞される石上先生並びにご関係の皆様にどうぞ宜しくお伝えください。」とのお言葉を御出席の皆様に報告いたしました。

 選考経過及び選考理由については、選考委員会委員長の大野茂男横浜市立大学名誉教授(大学院医学研究科長)から次のとおり報告されました。
 「今回の梅原賞は、7月26日開催の選考委員会で決定されました。選考理由は以下のとおりです。
・ 動脈硬化症は、心筋梗塞や脳梗塞の原因となる重大な疾患でその制圧が大きな社会的な課題ともなっている。高血圧・脂質異常症・糖尿病などの生活習慣病は、 動脈硬化症の危険因子であり、予防対策として脂質・血圧・血糖のコントロールが行われているが、未知の危険因子の存在が疑われてきた。 近年、新たな危険因子として炎症が示唆され、その鑑別と
生物学的な基盤の解明が望まれていた。
・ 本研究は、まず、患者血清の解析を通じて、自己抗体の産生を伴う自己免疫現象が動脈硬化症の危険因子であることを示した。 さらに、遺伝性の動脈硬化マウスモデルを用いてこれを実証した。そして、腸内細菌及びB細胞を新たな危険因子として同定した。 一連の研究を通じて、動脈硬化症における自己免疫現象の役割を明らかとした。
・ 本研究は、動脈硬化症の新たな危険因子を同定し、腸内細菌及びB細胞を標的とした新たな治療法の可能性を開いたものであり、梅原賞に相応しい研究成果で あると認定した。
以上、本研究はその内容が特に優れていると同時に、その医療への展開が大いに期待できるものであり、梅原賞にふさわしい研究であると認定しました。」

 石上先生からは受賞の感想が寄せられましたので、ご紹介させていただきます。
「梅原賞の受賞はこれから研究を進めていく上で大きな励みになります。『動脈硬化症における免疫異常』という研究テーマにこれまで深く共感していただいた愛媛大学PROS澤崎教授、竹田准教授並びに国費留学生の陳琳博士ほか関係の各位に深甚なる感謝の意を表明します。研究から臨床へ形として見える成果として皆様のお手許にお届けできるよう一層精を出していく決意を新たに致しました。」
 次回、第8回授与は平成31年度の予定です。梅原清御夫妻の御篤志に応え梅原賞にふさわしい臨床応用が期待される優れた研究が選考されるよう期待しております。

賛助会員御申込み・御寄附に感謝

 財団の将来を支えるものとして倶進会会員の皆様に財団賛助会員加入のお願い(年会費1万円)をして参りました。
 本年度は12月末で266名の御申込みをいただいております。(昨年度同時点では312名「以下同じ」)本年度は重複して納入された方が数10名いらっしゃいましたが、30年度納入の扱いとさせていただきました。
 また御寄附は本年度同時点で77件(同81件)、金額は187万円(同166万円)です。
 倶進会の皆様に「わかば」を発送した以降、新たな賛助会員の加入並びにご寄附をいただいており、心から感謝を申し上げます。
 今後とも財団賛助会員御加入並びに御寄付をお願いして参りたいと存じます。ご協力賜りますようお願い申し上げます。

売店の経営改善

 売店の純益は以前より少なくなりましたが現在も財団の公益事業並びに財団維持のための貴重な財源です。28年度から29年度にかけて抜本的な経営改善策を実施した結果、売店のみの収支は11月まで毎月黒字を計上しております。
 今後とも「患者様のオアシス」をモットーにお客様満足度が高い院内売店を目指して経営改善に努めて参りたいと存じます。
 引き続き財団売店をご愛顧のほどお願いいたします。

本年も御協力をお願いいたします

 本年も財団事業に積極的に取り組んで参ります。倶進会会員の先生方のご協力を心からお願い申し上げますとともに本年も良い年でありますようお祈り申し上げます。

 理事長     井 出    研